HEXAGRAM 58 · 反転
兌 — 喜びの澤。大畜が内に蓄える静かな卦であるなら、兌は人と人が触れ合って喜びを生む卦。両者は内向と外向の対をなします。蓄えた者は、いつか兌のように外で人と交わる時を持つ。
兌 を読む →PLATE XXVI · TWENTY-SIX OF SIXTY-FOURPLATE · XXVI · Dà Chù
Dà Chù · Great Taming · 周易第二十六卦
上卦 ☶ MOUNTAIN · 下卦 ☰ HEAVEN
卦辭
卦辭
彖 辞
“ 貞に利あり。
家に食らわざれば吉。
大川を渉るに利あり。 ”“ 貞に利あり。
家に食らわざれば吉。
大川を渉るに利あり。 ”
— 周易、卦26、卦辞。 紀元前1000年頃。
卦辞は珍しく具体的です — 家で食べない方が吉、すなわち外で人に仕え、自分の家の枠を出よ、と。蓄えた力は私のためにではなく、広く使うべきだと書は告げます。
象辭
象辭
象 辞
“ 天、山中にあり、大畜なり:
君子もって多く前言往行を識(し)り、
もってその徳を畜う。 ”“ 天、山中にあり、大畜なり:
君子もって多く前言往行を識(し)り、
もってその徳を畜う。 ”
— 周易、卦26、象辞。
原典の象辞は続けてこう告げます — 天が山の中にある、それが大畜の姿。広大な天の力が山の内に蓄えられている。君子はこの象を見て、過去の言葉と行いを多く学び、徳を蓄える。
この卦が現れるときこの卦が現れるとき
大畜があなたの読みに現れたなら、書は未来を予言しているのではなく、ある状態を名づけています。その状態はこうです — 大きな動きの前に、力を内に蓄え、技を磨き、過去から学ぶ時にあなたは立っている。
古典的な中国の宇宙観において、大畜は山の中に天。本来高く昇るはずの天の力が、山に抑えられて内に蓄えられている。修行中の職人。試合の前の長い練習期間。新しい仕事に就いた最初の年。今すぐに大きな結果は出ないけれど、何かが内側で確実に育っている時。卦は焦らず、けれど怠らず、ということを同時に告げます。
書が説くのは内向と外向の両立です。「家に食らわざれば吉」 — 自分の家の小さな世界に閉じこもらず、外に出て他者に仕え、広い場で経験を積みなさい。そして卦辞は最後に「大川を渉るに利あり」 — 蓄えが熟したら、大きな事を試すに値する、と告げます。今は蓄えながら、いつかの大きな動きを見据えていなさい。
けれども大畜は止まりの卦ではありません。文王の序列における次の位置は頤 — 養うこと。書はこう告げます — 蓄えた者は、次に何を口に入れ何を出すかを問う段階に入る、と。蓄えそのものよりも、それをどう用いるかが、最後の問い。
相 伴 う 卦相 伴 う 卦
Dà Chù に語りかける卦。
あなた自身の問いを尋ねるあなた自身の問いを尋ねる
あるいは、現れないかもしれません。神託は、いま在るその瞬間を読みます —
探しに来た卦をではなく。