HEXAGRAM 53 · 反転
漸 — 段階を踏むこと。噬嗑が一気に噛み砕く卦であるなら、漸は時間をかけて少しずつ進む卦。両者は変化への両極端の関わり方を示します。噬嗑の時に漸を選べば塞がりは消えず、漸の時に噬嗑を選べば壊れる。判断は時に応じて変わる。
漸 を読む →PLATE XXI · TWENTY-ONE OF SIXTY-FOURPLATE · XXI · Shì Hé
Shì Hé · Biting Through · 周易第二十一卦
上卦 ☲ FIRE · 下卦 ☳ THUNDER
卦辭
卦辭
彖 辞
“ 亨る。
獄を用うるに利あり。 ”“ 亨る。
獄を用うるに利あり。 ”
— 周易、卦21、卦辞。 紀元前1000年頃。
卦辞は短く、しかし鋭い — 通る、そして牢獄(つまり、明確な裁き)を用いるに利あり。間に挟まったものを噛み砕く時には、躊躇ない決断が要る。書には珍しい、はっきりとした行動の指示。
象辭
象辭
象 辞
“ 雷電は噬嗑なり:
先王もって罰を明らかにし法を勅す。 ”“ 雷電は噬嗑なり:
先王もって罰を明らかにし法を勅す。 ”
— 周易、卦21、象辞。
原典の象辞は続けてこう告げます — 雷と電光が同時に走る、それが噬嗑の姿。古の王はこの象を見て、罰を明らかにし、法を整えた。曖昧さを残せば、関係も組織も腐る。
この卦が現れるときこの卦が現れるとき
噬嗑があなたの読みに現れたなら、書は未来を予言しているのではなく、ある状態を名づけています。その状態はこうです — 上下のあいだに、通るべきものを塞いでいる何かがある、そしてそれを噛み砕いて取り除く番が来ている。
古典的な中国の宇宙観において、噬嗑は雷の上に火。下では雷が動き、上では火が光る。両者のあいだに、口に物が挟まったような硬いものがある。長く避けてきた話し合い。組織に居座る不適切な人間関係。家族の中で誰もが見て見ぬふりをしてきた問題。卦は穏やかには言いません — 噛み砕け、と。
書が説くのは曖昧さを許さない態度です。卦辞の「獄を用うるに利あり」 — 明確に線を引き、裁き、決着をつけよ。優しさで先送りすれば、塞がりはより硬くなる。今この場面では、温和さよりも、ひと噛みの強さが慈悲になる。
けれども噬嗑は乱暴な卦ではありません。文王の序列における次の位置は賁 — 飾り。書はこう告げます — 噛み砕いた者は、次に整え直す段階に入る、と。決断のあとに、関係を整え直す優しさを忘れずに。
相 伴 う 卦相 伴 う 卦
Shì Hé に語りかける卦。
あなた自身の問いを尋ねるあなた自身の問いを尋ねる
あるいは、現れないかもしれません。神託は、いま在るその瞬間を読みます —
探しに来た卦をではなく。