HEXAGRAM 30 · 反転
離 — 光が付く。小過が控えめに低く動く卦であるなら、離は大きく明るく照らす卦。両者は対極の動きを描いています。離の時に小過を選べば光が活かせず、小過の時に離を選べば焼け落ちる。
離 を読む →PLATE LXII · SIXTY-TWO OF SIXTY-FOURPLATE · LXII · Xiǎo Guò
Xiǎo Guò · Small Excess · 周易第六十二卦
上卦 ☳ THUNDER · 下卦 ☶ MOUNTAIN
卦辭
卦辭
彖 辞
“ 亨る、利あり、貞し。
小事には可(か)、大事には可ならず。
飛鳥(ひちょう)これに音を遺(のこ)す、
上るに宜しからず、下るに宜し、
大いに吉。 ”“ 亨る、利あり、貞し。
小事には可(か)、大事には可ならず。
飛鳥(ひちょう)これに音を遺(のこ)す、
上るに宜しからず、下るに宜し、
大いに吉。 ”
— 周易、卦62、卦辞。 紀元前1000年頃。
卦辞は珍しく長く、具体的です — 小事には可、大事には不可、飛び去る鳥が音を残す、上ってはならず、下るのがよい、大いに吉。小過とは、控えめに、低く、丁寧に動くこと。
象辭
象辭
象 辞
“ 山上に雷あり、小過なり:
君子もって行いに恭を過ぎ、
喪に哀を過ぎ、用に倹を過ぐ。 ”“ 山上に雷あり、小過なり:
君子もって行いに恭を過ぎ、
喪に哀を過ぎ、用に倹を過ぐ。 ”
— 周易、卦62、象辞。
原典の象辞は続けてこう告げます — 山の上に雷がある、それが小過の姿。雷は普段の位置より少し高く、控えめに鳴る。君子はこの象を見て、行いには通常より少し恭しさを過ごし、喪には少し哀しみを過ごし、用には少し倹約を過ごす — 控えめな方向に、少し過ぎる。
この卦が現れるときこの卦が現れるとき
小過があなたの読みに現れたなら、書は未来を予言しているのではなく、ある状態を名づけています。その状態はこうです — 今この時、大きく出るのではなく、いつもより控えめに、低く、丁寧に動くことが効く。
古典的な中国の宇宙観において、小過は山の上に雷。卦のかたちが鳥が翼を広げて飛ぶ姿に似ている。けれど卦辞は告げます — 飛び鳥は音を残しながら飛び去る、上に向かうな、下に向かえ、と。新しい職場での最初の数ヶ月、控えめに振る舞う時期。誰かの喪に立ち会う場面、普段より少しだけ深く悲しむこと。家計が厳しい季節、普段より少しだけ倹約すること。
書が説くのは控えめへの「少しの過剰」です。「小事には可、大事には可ならず」 — 大きな事は今動かすな、小さな事を丁寧に。「上るに宜しからず、下るに宜し」 — 高みを目指すな、低きに留まりなさい。これは消極の勧めではなく、特定の時に効く能動的な戦略。今この時の謙抑が、長期にあなたを救います。
けれども小過は永続の卦ではありません。文王の序列における次の位置は既濟 — 渡り終えた。書はこう告げます — 控えめに動いた者は、いずれ大きな渡りを成し遂げる、と。今の小さな歩みが、いつかの大きな到達を作る。
相 伴 う 卦相 伴 う 卦
Xiǎo Guò に語りかける卦。
あなた自身の問いを尋ねるあなた自身の問いを尋ねる
あるいは、現れないかもしれません。神託は、いま在るその瞬間を読みます —
探しに来た卦をではなく。